
「好きなときに、好きな人と、好きな場所で働きたい」
いい歳して毎日こんなことを考えているズボリーマンです。
コロナ禍ではリモートワークが推進され「ネット環境であればどこでも働けるじゃん!」と気づいた人も増えてきたのではないでしょうか?
在宅でも仕事が成り立つだけでなく、正しいステップを踏めば、独立してデジタルノマドにもなれちゃいます。
(もちろん時間はかかりますし、決してラクな道ではありませんが…)
今回は「Web系の仕事じゃないけど、デジタルノマドになりたい!」という方に、コスパの高めの職種を紹介していきます。
僕自身も未経験からWebマーケターに転職し、Webマーケティング会社を立ち上げた経歴もあるので、多少は信用していただいて問題ないと思います!
【前提】未経験からWeb系の職種を目指す場合

未経験からWeb系の職種を目指す場合、勉強をしてそのまま独立はかなりハードルが高いです。
そのため、下記の順番でデジタルノマドを目指していくのが推奨です。
- 知識を学びつつアウトプット
- クラウドソーシングで案件をこなす(副業として)
- Web系の職種に転職
- 1~3年働いて独立
2と3は順序が逆でもOKです。
独立の目安は1~3年としていますが、副業の年収が本業を超えたら独立して問題ないと思います。
1. Webデザイナー

Webデザイナーは、未経験からでも頑張れば十分プロを目指せます。
業務領域としては
- バナー画像(Web広告)の作成
- ランディングページ(LP)のデザイン作成
- ウェブサイトのデザイン作成
などがメインになりそう。
またコーディングもできれば仕事も取りやすく単価も上がるので
- HTML
- CSS(レスポンス含む)
- JavaScript(フロント側/jQueryなど)
- PHP(基礎でOK)
なども扱えれば最高です。
またデザイナーさんは基本的に綺麗なものを納品してくれるのですが
- 売れるバナーやLPが作れる
- 上記の改善提案ができる
- マーケティング戦略から提案できる
- UI/UXの分野の深い理解がある
といった人はかなり少ない印象です。
以上の全てができれば時給3,000〜5,000円くらいは余裕で目指せそう。
コーディングができる時点で、個人的には依頼したいですね。
2. Webライター

Webライターは最もハードルが低いので、参入しやすいのが魅力。
その分ライバルも多いわけですが、手っ取り早くマネタイズは可能です。
ただ最初に案件を取る際にはポートフォリオ(実績)がないわけなので、自分でブログを書いてその記事を見てもらうなどの工夫が必要です。
小説家や作家のような文章力は必要ありませんが
- 簡潔にわかりやすく書く力
- SEO対策の知識
- コピーライティングの基礎知識
- HTMLの基礎知識
- WordPressの基礎知識
- Google Search Consoleの基礎知識
- Google Analyticsの基礎知識
あたりがあれば、案件が取りやすくなりますし、文字単価もアップするはずです。
さらに即レスができれば完璧だと思います!
地道な道のりですが頑張りましょう。
3. 広告運用者

いわゆるリスティング広告やSNS広告の運用者のこと。
上手く運用し結果を出せれば、半永久的にクライアントから広告費を預けてもらえるので、ベーシックインカム的に報酬が手に入ります。
案件数の多さとしては
Google広告>Yahoo!広告>Facebook広告(Instagram含む)>LINE広告>Twitter広告
といったところでしょうか。
最近だとTikTokやPinterestの広告もでてきましたね。
かなりオススメの職種ですが、未経験で副業案件を受注するハードルはかなり高いです。
そのため思い切って未経験求人に飛び込んでもよいでしょう。
GoogleやFacebook、LINEなどは広告の資格があるので、いくつかは取得しておけば採用率は上がるでしょう。
4. SEOコンサルタント

SEO対策の支援をする人です。
名前に『コンサルタント』と付いていますが、ここではアドバイスだけでなく、実務ありのケースを想定しています。
SEO系の職種は未経験枠も全然あります。
ただ
「SEOコンサルって書いてあったのに入ってみたらただの営業だった」
「テレアポや飛び込み営業やって新規顧客獲得する仕事だった」
みたいな話はよくあるので、しっかり企業のリサーチはマストです。
SEOを実践的に学ぶのはブログをごりごりやればOK。
- コンテンツSEO
- 内部対策基礎
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス基礎
などが身につきます。
ただブログ運営だけだとコンテンツ面に知識が傾きがちなので、YouTubeや Udemy、書籍などで内部対策のリテラシーを固めるのがよいでしょう。
5. SNSマーケター

字の如くSNSのマーケティングをやる人ですね。
広告費を使わずに、自力公式アカウントを活用して集客していく類のマーケターを指す場合が多いです。
媒体としては広告と同じように、LINEやInstagram、TikTokなどがあります。
SNSと言っていいのかわかりませんが、YouTubeのマーケティングができる人も非常に重宝されますよ。
とはいえアカウント運用をしていると、広告の相談も来そうなので、ある程度は広告運用の方のスキルを身につけておいた方がよさそう。
クライアント側もアカウント運用と広告運用の担当を一元化したいはずですからね。
複数媒体のアカウント運用ができるのが理想ですが、まずは1つのSNSをマスターしましょう。
実務経験を積んだら上流へ

ここまでが本来の記事の内容ですが、補足を少し。
さらに時給や仕事の単価を上げるには、いわるゆ『上流』の工程へ進まなければなりません。
例えばライティング系であれば
Webライター→編集者→ディレクター
といった具合です。
イメージしやすいのはコンサルタントかと思います。
要するに、実務から設計する側に回るということ。
これは会社で長く経験を積むか、もしくは独立してしばらく実務をやらないと見えてこない道です。
実務を極めたい人はあまり関係ありませんが、上流のお仕事に興味がある人は是非目指してみてください。
【副業としてはあり】動画編集者

動画編集については副業ならアリという印象です。
理由としてはレッドオーシャンで単価が下がりやすい上に、汎用性もずば抜けて高いわけではないように感じるからです。
ただこれは僕自身が動画市場に全く参入していないので、固定観念でしかないかもしれません。
もちろん、差別化が容易で編集スキルに長けている人などには向いていると思います。
正社員としての枠はあまりないとは思いますが…
【理想】ブロガーやアフィリエイター

理想の職種はダントツでブロガーやアフィリエイターですね。
良質なコンテンツをストックできれば、収益を自動化したい最大化できます。
ただ成果が出る保証はどこにもありませんし、結果がみえるまでかなりの時間を要するのでリスクがかなり高いです。
ただ目指す価値はあると思うので、Webライターと並行して行うなどのリスク分散をしつつ積み上げていくのがオススメ。
「Googleのアルゴリズム依存だ」とよく言われますが、Webマーケティング職はだいたいどれもプラットフォーム依存型です。
またアフィリエイトの仕組みが崩壊しても、スキルは人に溜まるので、やる意味はなくならないと考えています。
【非推奨】ITエンジニア/プログラマー

扱う言語にもよりますが、プログラマーになれたら、それだけで大きな資産になるでしょう。
(Web系の言語じゃないとノマドワーカーは厳しそう)
でも個人的にはオススメしません。
まず、未経験エンジニア市場はすでに成熟しており、入れたとしてもモダンな言語を扱える可能性は極めて低いです。
ほぼほぼJavaあたりを使うことになると思います。Javaのように大規模開発が基本の言語になると、プロジェクトのメンバーが多くいるので、1人抜けて新人に教えたりができるんですよね。
一方でWeb系の言語のチームだと少人数なので、1人でも欠けるとプロジェクトが崩壊してしまいます。
こういった業界の構造も事前に押さえておくのがよいでしょう。
なので
- どうしてもITエンジニアになりたい
- 1日中コードを書いていられる
- 書籍を読んでいたら半日経ってた
のような覚悟やプログラミング愛がある人のみが目指すべきだと思っています。
僕も目指していた時期があったのですが、特に愛もなく頭も悪かったので諦めました。
向いている人には最強の職種だと思います。
さいごに
今回紹介した職種以外にも、Web関連の仕事は多々あります。
既に種類が豊富でしたが
- 誰でも始めやすいもの
- 当たれば大きいもの
- 本業にするには難しいもの
- 時間はかかるが人生の資産になるもの
など魅力的な職種がいろいろあるので、是非チャレンジしてみてくださいね!