コワーキングスペースでパソコン作業をしている男性

住って、コスパ悪くないか?

と最近思いました。

「ホテル暮らし」と聞くと、お金持ちの人しかできない印象を受けます。

でも人によってはホテル暮らしをした方が、出費を抑えつつQOLを上げることができると思うんです。

そこで今回はホテル暮らしのメリットとデメリットについて考えていきます。

前提条件

まずは前提条件について共有したいと思います。内容は下記の通りです。

  • グレードはビジネスホテルまたはそれ未満に宿泊 
  • 主に都心部在住の方に向けて
  • フリーランスまたはフルリモート可な方に向けて

それでは早速見ていきましょう。

ホテル暮らしのメリット

まずはメリットを確認します。

掃除が不要

部屋の掃除をしなくてもいいのは大きいです。

ゴミ袋やタオル、ルームウェア、歯ブラシなどの入れ替えやベッドメイキングなど、全てを任せることができます。

時間の節約になりますし、ストレスも減るでしょう。

水道光熱費がかからない

水道代や電気代はもちろんホテル側の負担。

場所によっては水道から飲める水が出るところもあります。

忘れがちですが公共料金がかからないのは、かなり助かります。

コインランドリーが安い

備え付けの衣類以外は自分で選択する必要があります。

ですがビジネスホテルだとコインランドリーがある宿が多く、値段もリーズナブルです。

通常のコインランドリーなら洗濯と乾燥セットで1000円くらいします。

 しかしホテルだと半額程度で済みます

洗濯・乾燥する容量にもよりますが、コスパはかなり高めでしょう。

引っ越しの手続きが不要

ホテル暮らしなら、引っ越しをする際の面倒くさい手続きや作業がもろもろ不要です。

  • 物件探し
  • 見積もり
  • 内見
  • 申し込み
  • 契約
  • ガス水道電気の解約・契約
  • 引っ越し業者探し
  • 見積もり
  • 引っ越し
  • 大型ゴミ処分
  • 家具家電などの購入
  • 転出、転入届

など

これらが不要になるのは非常に大きなメリット。ラクすぎて申し訳なくなるレベルです。

所有物が少なくて済む

第一に、費用が高く場所を取る家具家電を持たなくてよく、かなり身軽になります。

また、アイロンやカーテン、掃除道具などもいらず、小さなものを所有・管理する必要もありません。

好きな場所で働ける

そのため移動もラクラク。

好きな場所で好きな時に働けます。

例えば今は東京で働いていても、沖縄のホテルに移動すれば、あなたの職場は沖縄になります。

ホテル暮らしをすれば各都道府県を渡り歩いて観光をしながら暮らせます。

このワーケーションが常にできるのは理想の暮らしかもしれません。

ホテルによっては享受できるメリット

続いては、ホテルによっては受けられるメリットについて共有していきます。

大浴場やサウナが使える

大浴場やサウナ、水風呂などを完備しているホテルを拠点にしたとしましょう。

すると毎日入り放題になります。

これで月10万円ほどなら、かなり費用対効果は高いでしょう。

ちなみにアパホテルは1ヶ月9万円で泊まり放題のサービスをしていたりします。

大浴場のあるところなら無敵になれますね。

【内部リンク】

朝食が無料

一部のビジネスホテルでは朝食がついてくるところもあるようです。

自炊せずに家で食べられるようなものですから、時短で栄養補給が可能に。

コストにもよりますが、こういったサービスは地味に大きいので極力活用すべきだと思います。

ワークスペースが使える

ノマドワーカーは特にラウンジや作業スペースがあるホテルを選ぶべきでしょう。

ビジネスホテルなら部屋かラウンジ等外のスペースどちらかに作業スペースが設けられているはず。

ラウンジが使えてコーヒーなどのフリードリンクもついている施設が理想ですね。

先ほどもお伝えした通り、基本ノートPC1台で仕事をしなければいけないでしょう。

なので小型のモニターの購入がオススメ

ただプログラマーなどの方は大きなモニターがないと効率が落ちそうですね。

ホテル暮らしのデメリット

一方でデメリットもあるため、しっかりと押さえておきましょう。

費用が高い

基本的にホテル暮らしをするとなると生活コストが高くなります。

現在はコロナ禍のため比較的安くなっていますが、通常時に1ヶ月ビジネスホテルに泊まり続けると15万円程度はかかってくるでしょう。

こちらはタワーマンションの1人部屋(低層〜中層階)に相当する金額です。

人によって快適さの条件は変わってくるため、あなたにとってどちらの方が生活の質が高まるかは慎重に判断する必要があります。

また、カプセルホテルやホテル長期滞在プラン、ホテルのサブスクリプションサービスを活用すれば10万円ないしそれ以下の料金で暮らせます。

ホテルのサブスクについては改めて調査し、記事にしたいと思います。

作業環境が弱い

プログラマーやデータアナリストの人にとってはモニターがないのは厳しいかと思います。

せめて小型モニターは必要でしょう。

僕もモニターは必須のため、今後はノートPC1台でできるタスクのみに切り替える予定です。

力技で大型ディスプレイを持ち運べば解決するのですが、ホテル暮らしの魅力である快適さや身軽さが埋まってしまうので個人的には推奨できません。

また、宿によっては電源の数が少ない場所もあるので要注意です。

食生活が乱れる

ホテル暮らしということは外食が中心になります。

なので栄養バランスを保つのは簡単ではありません。

サプリメントやプロテインを摂ったり、コンビニでサラダを買うなどの工夫は必要です。

不健康なノマドワーカーって元も子もないですよね。

運動不足になりやすい

また、運動不足にもなりやすいです。

ただホテル暮らしは職場を転々とできるので、毎朝観光がてらに楽しく散歩できるのがメリット。

気分に合わせて滞在場所を変えられるのでストレスなく運動ができるでしょう。

また、できればジムも契約しておきましょう。

エニタイムフィットネスのように国内のどの店舗でも利用できるジムにすべきです。

24時間営業だとなおよしです。

住民票や郵便物の問題

まず、住民票と郵便物をどうするかが大きな課題です。

ホテル暮らしをするなら今住んでいる家は解約したいですよね。

ただでさえ生活コストが高いのに、家賃まで発生したら財政破綻します。

でも家を解約すると住民票や郵便物はどうするのか…

もっとも手っ取り早いのが実家に住民票を移す方法です。無駄なお金も発生しませんし、郵便物も遠慮なく溜められます。

それが厳しければ(大家さんに許可を取ったうえで)友達の家に置かせてもらうのがベター。

どちらも難しければ家賃が安い家を借りるのが安全だと思います。

都心部でも探せば2万円を切る部屋は意外にあったりするので諦めないで。

お金がもったいない感じは正直しますが、ホテル暮らしでストレスがなくなって生産性が上がる分、稼ぎましょう。

まとめ

ホテル暮らしをすれば、好きな場所で好きな時間に働けます。

また普通に暮らしていれば避けられないタスクを一掃できるためストレスフリーになれますが、生活費の高さについてはしっかり向き合う必要があります。

コストについては工夫次第で大幅にカットできる場合もあるので諦めずに情報収集を続けるべし!

個人的にはデメリットよりメリットの方が大きいと思うので、将来的に試してみる予定です。

お互い遊ぶように楽しく働けるようになるといいですね。