書き出せない履歴書

「仕事は最低3年続けなさい」

かつてはこのような基準が暗黙の了解であり、転職したくても3年は我慢する必要がありました。

逆に言うと、退職するタイミングが決まっていたのです。

一方で現代では、終身雇用が崩壊し、人材の流動化が進みました。

そのため会社を辞める条件やタイミングが掴みづらくなっています。

そこで今回は、今の会社を辞めた方がいいケースについて共有したいと思います。

前提:会社員は意外とオイシイ

よくよく考えてみれば会社員って正直お得です。

厚生年金や健康保険などの社会保険料を実は半額負担してくれます。

また、毎月決まったタイミングで振り込まれる固定給も精神安定剤でしょう。

結果が出ていなくても給与を保証してくれるのは大きなメリットです。

詳しくは下記にて解説しています。

仕事が楽しければオールOK

待遇がどうであれ、現状に満足していれば何の問題もないと思います。

やりがいを感じていて仕事が楽しければ、この記事を閉じて引き続き楽しく生きましょう。

 無理に退職する理由を作り出す必要はありません

一方で「仕事を辞めたい!」と強く思っている人は読み進めてもらえると嬉しいです。

1. やりたくないことをやっている

まず、やりたくないことをやっている場合は退職を考えてみるのも1つの手です。

すぐに辞める必要はなく、やりたい職種へシフトするための準備をしていきましょう。

リスクを抑えつつ長期目線で勉強などをするのが理想。

あと何十年も、やりたくない業務をくるのは地獄です。

 仕事の時間って人生の多くを占めますから

僕も新卒で入った会社では理想とかけ離れた仕事をしており、精神が崩壊していました。

2. 仕事内容に汎用性がない

汎用性のないスキルしか身につかない場合は危機感を覚えた方がいいです。

 つまり、その会社でしか役に立たない業務ですね

その会社が倒産したりクビにされたら転職先がなくなります。

ですので、どこでも役に立つスキルの勉強や、1人でも稼げる能力を身につけておくべきでしょう。

理想は汎用性の高い仕事ができる企業ないし職種に転職すること。

給料を貰いながらスキルアップするのがコスパ最高です。

そうなれば、あなたに弱点はなくなると思います。

3. 残業がそこそこある

残業がわりとあるのもよくないです。

どうしようもないのですが、退職する一材料としては検討すべきかと思います。

1日あたり2〜3時間は残ってる、という人は期限を自分で設定して働くのがオススメ。

4. テレワークができない

オフィスワーカーでテレワークが皆無なのは大問題でしょう。

家で働けないというよりは、時代の流れに全く対応していないのが問題です。

数年後、その会社はかなり危険な状態になっている予感。

在籍し続けてもいいとは思いますが、いざというときのリスクヘッジとして転職活動をしておくのがオススメです。

5. 貯金や投資が難しい給与

貯金や投資が全くできない場合も懸念すべきでしょう。

給与以外が超絶ホワイトで残業も0とかなら副業で補填できますが、そうでなければ将来的には離れるべきかと思います。

年金もどうなるか分かりませんし、現代においては自分で資産形成しなれけばいけません。

また金銭的な資産だけでなく、お金を稼ぐスキルや健康な体こそが本当の財産なので、若いうちは後者を圧倒的にケアすべきでしょう。

 そうすれば、お金は後からついてきます

6. 出勤前日の夜がたまらなく憂鬱

例えば平日がお仕事の方は、日曜日の夜、「明日からまた仕事か〜」と気分が下がるかと思います(例外なく僕もです)

これはサラリーマン誰とが思うことなのですが、涙が出るなど気分の落ち込みが激しい方は退職を検討すべきかと思います。

心や体が壊れてしまったら、お金を稼ぐのは困難です。

まずは自分を守ってあげましょう。

7. 昭和的な制度が多く残っている

古い制度がそのまま残っている会社も損失が大きすぎてオススメできません。

具体的には下記のような風習がある企業です。

  • 出世・昇給は年功序列
  • 上司より先に帰れない
  • 手続きは全て紙と印鑑

順番に見ていきましょう。

出世・昇給は年功序列

結果やスキルに関係なく、在籍期間だけで昇格するような会社は完全に時代遅れです。

まともに稼げるようになるのが10年後〜20年後では意味がありません。

また、終身雇用や退職金も期待できないため費用対効果は合わない見込みです。

上司より先に帰れない

仕事があるなら分かりますが、業務が片付いたのに帰れない会社なら無駄の極み。

自分より遥かに高い給料を貰っている人より遅く帰る意味が分かりません。

近いうちに退職することをオススメします。

手続きは全て紙と印鑑

全くデジタル化に対応していない企業に対しても、見切りをつけた方が幸せになれると思います。

お役所などはある程度仕方ありませんが、変化に対応できない民間に未来はないように思えます。

ひそかに転職の仕込みをしておきましょう。

精神的に追い込まれていたら病院へ

いろいろお伝えしましたが、既にメンタルが限界であれば診察を受けるようにしてくださいね。

もしかしたら、うつ病や適応障害になっているかもしれません。

簡単そうで難しいことですが、どうか自分のことを最優先に考え、ケアしてあげてください。

今すぐ転職サイトに登録すべき

元気が残っている人は、取り急ぎ転職サイトへの登録をすべきだと思います。

「今すぐ転職したい!」という人でなくても、転職サイトに登録して求人情報やオファーをみれば、自分が今どれくらいの価値のある人材なのかがざっくり把握できます。

こうして理想と現状のギャップを認識し、逆算してスキルアップをしていくと効率的に転職できるはず。

勉強か副業を始めよう

現状が分かったなら、納得の転職をするためにスキルアップを目指しましょう。

手段としては以下の2つがあると考えています。

  • 使える知識をインプットする
  • 副業で実務経験をつける

あなたに合うものを試してみてください。

使える知識をインプットする

次に転職したい業界ないし職種に関する勉強します。

資格などがあれば他の求職者とある程度、差別化が図れるでしょう。

未経験者が勉強で得られる知識って正直知れているのですが、本気度もしっかり伝わります。

副業で実務経験をつける

理想は副業です。

クラウドソーシングなどの仲介サイトを活用し自分で案件を獲得して実務経験をつけれればベスト。

ライターやデザイナー、プログラマー志望の方はチャレンジするべきでしょう。

 ライター以外はかなり受注難易度が高いです

かくいう僕も副業の経験をポートフォリオにして未経験職種へ転職した身です。

Webマーケティング関係の職種に就きたい方はこちらの記事にて掘り下げているのでチェックしてみてください。

まとめ

待遇がどうであれ、仕事が楽しく、やりがいを感じているのであれば今の職場にいる方がいいでしょう。

一方で環境の良し悪しにかかわかず「転職したい」と思っているのであれば、近い将来、新しいチャレンジをするべきと思います。

特に今回紹介した条件のほとんどに当てはまる方は心より転職をオススメします。

汎用性の高い職種に就いて極めてもいいですし、独立もアリだと思います。

無理はしすぎず現状より良い条件での転職を目指してくださいね。