
引っ越しを考えているあなたへ。
理想を追い求めてネットで物件を探していても、気づいたら微妙な部屋を契約してしまったというのはよくある話です。
そこで今回は自分の軸をしっかり持った上で、好みの物件を安く見つける、あるいは安く住む方法をお伝えします。
これからお話しする内容は実際につい最近(2021年7月現在)使った方法なので、再現性は高めかと思います。
まずは物件を1つに絞った
まず物件を1つに絞りました。
「これだけは絶対に外せない」という条件を洗い出して、スプレッドシートによさげな物件を記録しました。
そこから優先順位をつけて、物件を1つに絞ります。
具体的な絞り方は以下の記事にて、ご確認ください。
【物件の絞り方の記事】
複数の不動産会社に見積もりを取った
物件が決まったら複数の会社に初期費用の見積もりを依頼しましょう。
いわゆる相見積もりですね。
目安としては3〜5件はマスト
同じ部屋でも複数の不動産会社が担当していることもありますし、同じマンションでも部屋によって担当の業者が異なります。
同じマンションの305号室なのに、業者によって初期費用の見積もりが20万円違ったりもしますからね。
基本的に依頼はSUUMOなどの大手ポータルサイトで、まとめてやればOKです。
ただいろんなサイトを確認して取りこぼしがないかの確認はしておきましょう。
問い合わせ画面の備考欄に「初期費用のお見積もりをお願いします」と書くだけ。
電話番号は書かないことをオススメします
必須なら仕方なく入力し、連絡はメールで行いたい旨を伝えましょう。
不動産業者を3社くらいに絞った
当日から翌日にかけて、一気に見積もりが返ってくると思います。
原則、金額が安い不動産会社に内見を依頼すれば問題ありません。
補足としては、無駄な費用を上乗せしてきた業者は切りましょう。
無駄な費用とは下記ですね。
- 防虫スプレー
- 1ヶ月分の仲介手数料
- 100%の保証料
こういうのは指摘すれば外してもらえますが、ナメてかかってくる担当者とは関わらないほうが楽ですw
一方で良心的な会社とは連絡を取っておきましょう。
3社はキープしておきたいところ
後に内見を予約しても先客に契約されるとまた探し直しですからね。
残った3社に3つの質問を送った
まともな業者さんに、まとめて下記の質問を送ってみました。
- 火災保険は自分で選べるか
- 鍵はそのまま使えるか
- ハウスクリーニング代は外せないか
順番に深掘りしていきます。
1. 火災保険は自分で選べるか
火災保険は火事になった際の保険ではなく、家全般に関する保険です。
なので家財保険とした方がしっくりくるでしょう。
何も言わなければ、不動産会社指定の火災保険に入ることになります。
それだと無駄に料金が高く(上乗せされているケースがほとんど)、保証内容がショボいので自分で加入することをオススメします。
2. 鍵はそのまま使えるか
新たに入居者が出た際には、基本的に安全面を考えて鍵の形を変えることになっています。
そのため鍵交換費用なるものが発生するのですが、相場が2〜3万円もします。高すぎ。
鍵変えるだけで普通はそこまでかかりません
なので「前の居住者と同じ形のままいい」と伝えるのがオススメ。
自分で鍵屋さんを選んで交換するのは認められないケースが多いため、プライバシー面が心配な方は鍵交換費用を払うことになるでしょう。
3. ハウスクリーニング代は外せないか
ハウスクリーニング代は外せないことが多いですが念のため。
原則大家側(貸手)が支払うべき項目なのですが、借り手に請求することも可能です。
なので、特に人気物件などは交渉しても外してくれないことがほとんど。
本当に住みたい部屋ならゴリゴリ交渉しない方がいいかもしれません。
また、初期費用の見積もりにハウスクリーニング代の項目がない場合は「退去時の支払いでしょうか?」と確認を入れておきましょう。
1番良さそうな業者に内見の依頼した
見積もりに加えてメールの結果も加味して、どの不動産業者に内見をお願いするかを決めましょう。
初期費用が最も安いところを選べば問題ありません。
ただ僕はレスの速さや文章も考慮して決めました。
引っ越しってかなり重要なライブイベントだと思ってます。なので「お付き合いしたい!」と思った担当者さんを選ぶことも自分にとっては大切でした。
内見で実物の部屋を見て質問をした
内見では遠慮せずに、どんどん質問したほうがいいです。
お客さんの好みや考え方が掴めないと業者さんも案内しづらいそうなので、積極的に疑問点は解消しにいきましょう。
例えば
- この部屋はどれくらいの期間空室か
- 物件全体の平均居住期間
- 事故物件ではないか
など。
入居の意思がある場合は伝えましょう。
また、家賃や礼金の交渉はここでやったほうがいいと思います。
【内見時に後悔したこと、見ておくべきことの記事】
その日に申し込んだ
僕は内見の当日に申し込みをお願いしました。
良心的な費用でしたし、実物の部屋も悪くなかったです。
もう1つ付け加えると、実は数日前まで同じマンションの他の部屋を他の業者さん経由で内見する予定でした。
ですが急遽、他の人から入ってその部屋は押さえられてしまったのです。
本当に住みたい物件だったので、急いで他の不動産会社に見積もりを依頼しました。良心的な料金だったため翌日に内見させていただき、即申し込みました。
初期費用を下げまくりたいのも分かりますが、あなたにとっていい物件であれば、スピード感も重視するべきでしょう。
まとめ
まずは物件を絞ってから不動産会社を厳選しましょう。
初期費用を下げる目的は得をするためでなく、損をしないためです。
目当ての物件があれば迅速に対応することも欠かせません。