罪悪感で会社を辞められないあなたへ送る12の伝言

「会社を辞めたい」
「こんなはずじゃなかった」

僕は18卒で社会人2年目(当時)ですが、周りにこう言ってる人は少なくない。

ですが退職したり、それから転職している人はほんの一部。

彼らは行動する気がないのでしょうか?

いや、行動できないのです。

心が優しすぎて。

要は、退職を伝える「罪悪感」や会社を辞める「無責任さ」を必要以上に感じてしまうのです。

あなたもそうかもしれません。

であればお力になれるかもしれません。

勝手に辞めて勝手にニートになったブタ野郎(CV:にしおかす○こ)もここにいるんです。

(※2019年秋〜2020夏まで。現在は無事、社会復帰できました)

今回の記事が、あなたがもっと楽に生きられるキッカケになれば幸いです。

罪悪感で会社を辞められないあなたへ送る12の伝言

「は?なんやお前。めっちゃ楽に生きてるやんけ!」

「アホらしくなってきたわ!ワシも会社辞めてきたる!」

って方は読まなくてOK。
その勢いで今すぐに退職届を提出しましょう。

一方で、まだ勇気が出ない方はこれから読み進めていって下さいね。

過去の自分に向けて書いていくので、ドンピシャに響く人もいるはず。

1) ルールを守ればよくないか?何のためのルールだ

ここでいう「ルール」とは以下の2つをいいます。

  1. 法律
  2. 就業規則

結局、上記のルールを守っていればいい訳ですよね。他に規則などないから。

それでは、肝心のルールを見ていきましょうか。

1.法律

ざっくり「法律」と書きましたが、分解すると「労働基準法」と「民法」から成ります。

これらの決まりをざっくり説明すると下記のように言えます。

「退職するのは君の自由だけど、会社には2週間前には言わなきゃダメだよ〜」

つまり法律上は2週間前に通知すれば退職できることになっている。

ご存知でしたか?

(※有期雇用の場合は例外となりますので該当の方は要確認です)

2.就業規則

法律だけでなく会社にもルールがあります。

いわゆる就業規則ですね。

就業規則に「退職の意思は○ヵ月前には伝えろ」としている企業もあります。

それが1ヵ月だったり3ヵ月だったりする訳です。

ではどちらを優先すればいいのか

原則、就業規則だと思います。

何故ならあなたが選んで入ってしまった会社だから。

もし「迷惑を掛けて申し訳ない」という気持ちが少しでもあるのなら就業規則を遵守するのがお上品です。

かといってこちらも人間。

就業規則の内容があまりにも理不尽(例.半年前には退職届を出せ)だったり、心身を壊したりしている場合は法律に従って辞めてもいい、というか辞めるべきです。

よく考えたら就業規則が法律より偉いはずがないですもんね。

そう思うと少し気が楽になりませんか?

気持ちに余裕があるなら会社のルールを守りましょう。
限界なら民法を優先してください。

死にそうなら今すぐブチってください。

いわゆる内容証明の活用も手段としてあります。

(※いずれも損害賠償を請求されるリスクは0ではありません)

2) 我々、主権者は職業選択の自由があるではないか

そもそもですね、私どもにはですね、職業を、自分の仕事をですね、みなさん、いいですか、まさにこの手で決める、権利があるわけで、ありますっ(CV:安倍晋三)

誰がそう言っているかというと日本国憲法です。

最高法規に書いてあるわけです。

僕たち主権者でしょ?

主権行使しなきゃ。

早く退職しないと、憲法違反になるゾ☆(嘘です)

3) 自分を戦力と思わない方がいい話

会社を辞めることについて「罪悪感」を覚える。

その原因の1つって「自分は会社の大きな戦力になっている」と無意識のうちに思い込んでいること、だと思います。

だから「迷惑が掛かる」って思考になる。

そう思ってるとなかなか辞めれないので「まだ若手だし自分はザコ!今日いなくなっても誰も困らない!」くらいの気持ちで労働しましょう。

誰かが抜けても組織が回る仕組みを作って運営する。
これが企業の使命なんですから。

あなたが抜けたら潰れる会社であれば、むしろ逃げるべきです。早く息の根を止めて楽にしてあげましょう。

4) 上司があなたを育てるのは義務だから

罪悪感を覚える原因の2つ目。

「育ててくれた上司に申し訳ない」です。

でもさ、上司があなたを育てるなんて義務に過ぎないんですよ。

その人が「あいつを教育したくないな」と思っていてもしなければいけない。

給料貰っているわけですからね。

あなたの目的が退職なら「育てられてるのは当たり前」というマインドに切り替えたほうがいい。

一瞬の洗脳です。会社を去るときに感謝できれば完璧。

どうか目的を見失わないで。

5) 罪悪感を捨てろ!結局、退職届を出すのならば!

いずれにせよ、退職の意思は伝えないといけません。

であればストレスは少ないほうがいい。当たり前。

  • 自分を追い込み、半泣きで毎日苦しみ、やっとの思いで退職を伝える
  • 「退職は権利だ」と確信し、胸を貼って退職届を出す

どっちの方がいいですか?ということです。

気持ちを切り替えるのは大変ですが、あとあと楽なので頑張ってね。

後は頑張らなくていいからさ。

6) 気まずさを捨てろ!どうせ退職まで時間があるのだから!

こちらは退職の意思を伝えてからのお話。

周りに退職することが分かると居づらくなりますよね。

圧倒的気まずさ。

これも先ほどと同じで「どうせ出勤しなきゃダメなんだから楽にいこうよ!」ってことです。

あなたが何にも思ってなくても、気まずさを感じていても、結局は会社に行かないといけないし、周りの反応も変わりません。

あなたが思っているほど周りはあなたを気にしていないです。

別に殴られるわけでもないので、堂々としていましょう。

もし殴られたらお金をとりましょう。

7) 意思を伝えてから態度が変わる職場は辞めて正解の会社

退職を伝えてから、職場の人の態度は変わるでしょう。

少しは仕方ないです。みなさん人間ですから。

しかし、急変する職場はヤバイ。

  • パワハラだったのに急に優しくなった→ヤバすぎる。独裁者レベル。洗脳されそう。
  • いい職場だったのに無視されるようになった→猫を被っていた。これが本性
  • パワハラだったのに、まだパワハラ→パワハラ

最後は例外ですが、上記のような極端なケースは辞めて正解。

ほんとうにいい会社なら、あなたの退職を「お疲れ様」と、あなたの転職を「おめでとう!」と笑顔で祝ってくれるはずです

これは就業規則を守りつつ、辞めるまで全力で働いて、一人一人への感謝を欠かさず、それらをしっかり言葉にして伝えたことが前提ですけどね。

8) 会社はあなたに罪悪感を持つか

持ちませんね。

仮に今あなたのいる企業の業績が悪化したとします。

人件費が払えない、と。

そうなれば冷酷に人員カットしますよ、会社ってものは。

ここ最近もいくつかの大企業が事実上のリストラをしていましたよね。

それも再就職が難しいような人達を。

そう考えると僕たち労働者が退職に罪悪感を感じるなんて馬鹿らしく感じませんか?

9) 先に転職先を決めて辞めるしかない状況をつくる

「やっぱりダメ!退職届出せない!」という人のために。

辞めざるを得ない状況を作りましょう。

転職活動を成功させてしまいましょう。

そんで内定先と「○月に入社する」と決めてしまうのです。

このとき約束を半年後とかにするのはNG。

2~3ヵ月後あたりが理想。

そこから逆算して引っ越しの準備などもしましょう。

ここまですれば、退職しないと入社先に迷惑が掛かるし、損失も大きい。

いい意味で逃げられなくなりますよ^^

10) どうしても無理なら退職代行サービスはどうでしょう

「それでも無理!」ならば….

退職代行サービスを紹介せざるを得ない。

退職代行サービスとは、自分は会社に行くことなく退職の手続きができてしまうサービス。

値段は3〜5万円が相場。

正直あまり推奨ではありませんが、パワハラなど社内環境が最悪な場合は最後の手段になり得ると思います。

退職代行サービスについては下記で書いています。

11) やる気がないのに居座り続ける方が無責任だ

ちょっと精神論に話を戻します。

「自分の都合で退職するのは無責任」と思っている人は少なくありません。

でもそれって正しいですか?

ほんとうは退職を言い出すのが怖いだけなんじゃありませんか?

自己保身じゃないですか?

辛辣かもしれませんが、僕はそう思うわけです。

加えて、むしろ

「働く気がないのに、働きたくないのに働き続ける方が無責任だ」

とも思うんです。

もしあなたが第一志望の会社に入れて、やりがいを持ち、楽しみ働けているとします。

その後、新入社員が入ってきて、仕事に慣れたのはいいが、つまらなそうにしている。

そして日に日に不満げな態度になってダルそうに仕事をしているが、特に転職活動などはしていないようだ。

「なんやねん!はよ辞めろや!」

と思いませんでしたか?

要するに、会社に居続ける=正義、ではないんですよ。

働く気がないのに、働きたくないのに働き続ける方が無責任なんです。

考えていることは行動や表情に出ますし、周りもそれを察知します。

お互いのために、勇気を出して。

12) 退職しても人間関係が全て終わるわけじゃないらしい

「会社を辞めたら好きだった先輩と縁が切れるのではないか」

と思うかもしれません。

もしかしたらそうかも。

ですが、全ての人間関係が終わるのも稀なケースです。

個人的に好きだった人と関わりがなくなることもあります。

でも言ってしまえばそれまでの縁だったということ。

退職しても連絡を取り合うような人を大切にすべきなのかもしれません。

それに、あなたの未来と好きだった人と関係を保つこと、どちらの方が重要ですか?

繰り返しになりますが、目標を見失わないでくださいね。

さいごに:あなたの人生を優先できるのはあなただけ

読んで字の如し、です。

退職が正義でもありませんし、転職がそれなわけでもありません。

ただ、あなたの目的が上記に当てはまるのなら、ささやかながらお力になりたかった。それだけです。

また、退職を伝えるのが怖くなったらここに帰ってきてください。

そうすれば3時間超かけて4000字を書いた僕も救われます。

それでは、後悔のない人生を。